認知症ってどんな病気?
~記憶や判断力の障害により生活に支障をきたす状態~
ものごとを記憶する、考える、判断する、人とのコミュニケーションをとるなど、私たちが日常生活を過ごすために欠かせない脳の働きのことを認知機能といいます。
この認知機能が何らかの脳の異常によって著しく低下し、日常生活に支障をきたすようになった状態のことを認知症といいます。
「認知症かな?」:認知症早期発見のめやす (チェックシート)
もの忘れがひどい
□ 今切ったばかりなのに電話の相手の名前を忘れる
□ 同じことを何度も言う・問う・する
□ しまい忘れが増え、いつも探し物をしている
□ 財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う
判断・理解力が衰える
□ 料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった
□ 新しい事が覚えられない
□ 話のつじつまが合わない
□ テレビ番組の内容が理解できなくなった
時間・場所がわからない
□ 約束の日時や場所を間違えるようになった
□ 慣れた道でも迷うことがある
人格が変わる
□ 些細なことで怒りっぽくなった
□ 周りへの気づかいがなくなり頑固になった
□ 自分の失敗を人のせいにする
□ 「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた
不安感が強い
□ ひとりになると怖がったり寂しかったりする
□ 外出時、持ち物を何度も確かめる
□ 「頭が変になった」と本人が訴える
意欲がなくなる
□ 下着を替えず、身だしなみを構わなくなった
□ 趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった
□ ふさぎ込んで何をするのも億劫がり嫌がる
認知症の診断と治療
認知症は早期受診・早期診断・早期治療が大切です
症状が軽い段階のうちに認知症であることに気づき、適切な治療が受けられれば薬で認知症の進行を遅らせたり、症状が改善することもあります。早期発見と早期治療によって、高い治療効果が期待できます。
認知症外来のご案内
1. 相談窓口
地域医療連携室 TEL:098-968-2133 (代表)
現在お困りの事について専属の相談員がお話しを伺います。

2. 診断
問診(生活歴・現病歴の聞き取り)
心理テスト
脳画像 (MRI)、脳萎縮の自動解析 (VSRAD)、脳血流評価 (SPECT)
※脳血流評価 (SPECT) は、県立中部病院と連携し実施しています。
3. 治療とケア
認知症と診断された場合、その後の治療は下記の3種類より主治医が最善の方法を選択します。
1)通院 2)入院 3)在宅相談
〇 初診の方へ
初診の場合、ご本人やご家族からお話しを伺ったり、検査などで2時間程かかります。